暮らし・人づきあい

幹事は損な役回りやない。飲み会が10倍楽しくなる幹事術5選

飲み会の幹事を進んでやりたい人は、たぶん少数派だ。店選びは面倒、日程調整は地獄、当日は雑用係。気持ちは分かる。

でも僕は幹事が大好きで、職場でも友人グループでもだいたい引き受けている。この記事では、幹事を「損な役回り」から「一番おいしいポジション」に変える、僕なりの幹事術を5つ書く。

幹事は権力である

まず前提から。幹事は雑用係ではなく、その会の設計者だ。

店を決められる。日程を決められる。誰を呼ぶかも、誰と誰を近くに座らせるかも決められる。つまり、その夜がどんな夜になるかのハンドルを握っている。これを権力と呼ばずに何と呼ぶんや。

自分が食べたい店に行けて、会いたい人を集められて、最後は感謝までされる。冷静に考えて、幹事ほど割のいい役は他にない。

地獄を見た同期会

とはいえ、僕も最初からうまかったわけではない。社会人2年目で仕切った同期会は、いま思い出しても苦い。

20人の日程をチャットの多数決で決めようとして1ヶ月かかった。やっと押さえた店は細長いカウンター席メインで、端と端の会話は完全に分断。二次会の段取りも無く、駅前で誰も決断せずに解散するグダグダっぷりだった。

幹事としては失敗やったけど、あの夜の反省がこれから書く5つの幹事術の原型になっている。失敗は最高の教材である。

幹事術5選

  1. 日程は「決めて、外れた人を拾う」。全員の都合を聞くと永遠に決まらない。主賓とキーパーソンの予定だけ押さえて日程を先に確定する。来られなかった人は「次回の主賓」にすれば角も立たない。
  2. 店は料理より「テーブルの形」で選ぶ。全員の顔が見える島型・コの字型の席がある店は、それだけで会話量が倍になる。細長い席は物理的に会話を殺す。写真で座席をチェックしてから予約する。
  3. 乾杯までを最短にする。着席から乾杯まで5分以内が目標。最初の一杯だけ事前に聞いておくと、立ち上がりのグダつきが消えて会の温度が一気に上がる。
  4. 席替えを1回入れる。中盤、料理が落ち着いたタイミングで席をシャッフルする。「隣の人としか話せんかった」を防ぐ、いちばん簡単で効果の大きい仕掛けだ。
  5. 終わりの時間を最初に宣言する。「21時でいったん締めます」と冒頭に言っておく。締めが見えている会は中身が濃くなるし、帰りたい人も残りたい人も動きやすくなる。

幹事が楽しそうなのが一番効く

テクニックを5つ並べたが、実は一番大事なのは幹事自身が楽しむことだと思っている。幹事が義務感で回している会は、その義務感が参加者にも伝染する。逆に幹事がうまい酒を飲んで笑っていれば、会は勝手に温まる。

僕の野望は毎日パーティすることで、幹事はその練習として最高の筋トレだ。野望の中身は3段ロードマップの記事に書いたので、そちらも読んでもらえると嬉しい。場を設計して、集めた人たちが笑っているのを眺める。この快感を一度覚えたら、幹事はやめられへん。

まとめ

要点は3つ。

  • 幹事は雑用係ではなく、会の設計者。一番おいしいポジションだ
  • コツは「日程は決め打ち」「テーブルの形で店を選ぶ」「乾杯まで最短」「席替え1回」「終了宣言」
  • 最強の幹事術は、幹事自身が楽しむこと

次の飲み会、試しに幹事に立候補してみてほしい。準備した仕掛けどおりに場が温まる夜は、参加するだけの飲み会とは別物の面白さがある。世界がちょっと変わって見えるはずだ。

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