仕事・人生論

【まとめ】6年目SEの仕事論。技術より会話、根性より仕組み

社会人6年目のシステムエンジニアとして、このカテゴリには仕事と人生についての持論を書き溜めてきた。

読み返すと、全部の記事が結局2つの柱に集約されることに気づいた。「仕事は会話でできている」と「根性やなく仕組みで解決する」だ。このページでは、その2本柱でカテゴリ全体を整理して、各記事への案内を付けておく。仕事論の目次として使ってほしい。

先に結論: 僕の仕事論の2本柱

6年間で僕が学んだことを2行に圧縮すると、こうなる。

  • 技術より会話。仕事の成果もトラブルも、コードより先に人間関係で決まる場面が多い
  • 根性より仕組み。やる気・我慢・注意力に頼る解決策は必ず破綻する。環境と設計で解決する

新人の頃の僕は真逆を信じていた。技術力さえあれば認められる、頑張れば何とかなる、と。その誤解が解けていく過程が、このカテゴリの記事たちである。

柱1: 仕事は会話でできている

最初にこの柱が立ったのは、仕様の思い込みで3日分の手戻りを出した事件だった。実装前の5分の雑談が3日を守る。雑談は投資である。この原点はコードより雑談やったの記事に書いた。カテゴリで一番最初に読んでほしい1本だ。

会話の中でも特に大事なのが「助けてください」だ。新人時代、「順調です」と抱え込んで炎上しかけた僕は、頼ることはスキルだと骨身に沁みて学んだ。15分ルール、経過を見せて聞く、結果報告で締める。処方箋は頼る技術の記事にある。

そして数年後、今度は頼られる側になった。初めて後輩を持って、質問に即答する「答えの自動販売機」になって失敗した話は教えるは二度学ぶの記事に書いた。頼り方と頼られ方、両方揃って会話の仕事術は完成する。

柱2: 根性やなく仕組みで解決する

二本目の柱は、自分の意志力への不信から生まれた。人間のやる気は資源で、使えば減る。だから、やる気に依存する計画は設計ミスである。

この思想の応用例が2つある。一つは、つまらない作業を我慢やなくルールで面白くする方法。タイムアタック、縛りプレイ、実況。単調なテスト消化を自己ベスト更新ゲームに変えた話は仕事ゲーム化の記事へ。

もう一つは、働き方そのものの設計だ。「暇になったら遊ぶ」の暇は永遠に来ない。仕事は空き時間を埋めるまで膨張するからだ。なら、遊びの予定を先にカレンダーへ入れてしまえばいい。締切効果で仕事も速くなる。攻めの有給の作法は予定は遊びから先に入れるの記事にまとめた。

お金の使い方にも仕事論は出る

2本柱の交点にあるのが、お金の使い方だと思っている。

高いガジェットの満足は3日で日常になったが、友人に会いに行った夜の記憶は何年も残っている。モノは減価償却、ヒトは複利。だから僕は交際費を消費やなく投資として運用している。後輩との飯は多めに出す、会いに行く交通費は即決する、ご祝儀はケチらない。詳しくは交際費投資論の記事で書いた。

会話が資産になるという柱1と、感情やなく方針で金を使うという柱2が、ここで合流する。

変化の時代への備え

最後に、未来の話。「エンジニアはAIに仕事を奪われるのか」という質問には、現場の実感からこう答えている。作業は奪われる、仕事は変わる。

コーディング作業がAIに移るほど、「何を作るか決める」「人と人を繋ぐ」という人間くさい仕事の価値が上がっている。皮肉なことに、技術が進むほど柱1(会話)の株が上がるのだ。現場6年目の定点観測はAIと仕事の記事に残した。10年後の答え合わせが楽しみな1本である。

まとめ: 読む順ガイド

このカテゴリの歩き方を、状況別に置いておく。

  • 若手で仕事がしんどい人: 頼る技術 → 雑談 → ゲーム化 の順で。まず孤立をやめて、それから楽しくする
  • 中堅で後輩ができた人: 教えるは二度学ぶ → 交際費投資論。教え方と奢り方はセットや
  • 働き方を変えたい人: 遊びファースト → AIと仕事。時間の設計から先に変える

仕事論は生き物なので、この2本柱もいずれ増改築されるはずだ。7年目、8年目の僕がどう考えを変えるか、それも含めてこのカテゴリに記録していく。技術より会話、根性より仕組み。今日も僕はこの2本で働いている。

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