挑戦記録

ブログを一度作り直した話。挑戦の途中で方向転換する勇気について

実はこのブログ、一度作り直している。最初は今とまったく違うコンセプトで、書いた記事を10本ぶん引っ込めた。

挑戦記録カテゴリの2本目は、その方向転換の話を書く。何かを始めたものの「なんか違う」と感じている人の参考になれば嬉しい。

最初は「IT転職ブログ」だった

このブログの前身は、IT転職をテーマにした特化ブログだった。エンジニア6年目の僕が、未経験からIT業界を目指す人向けにロードマップを解説する。テーマ選びとしては、王道も王道である。

動機も分かりやすくて、副業で「売る力」を鍛えるための実践の場が欲しかった。検索されやすいテーマを選び、需要のある記事を書く。教科書どおりの立ち上げだった。

実際に10本ほど記事を書いた。ここまでは、順調に見えていた。

書けば書くほど苦しくなった

異変に気づいたのは、書き進めているときだ。筆がまったく乗らない。

理由ははっきりしていた。僕は中途のIT転職を自分で経験したわけではない。調べれば正しいことは書ける。でもそれは、検索上位の記事をなぞった「どこかで読んだ話」の再構成でしかなかった。

自分の言葉が1行もない記事を量産している感覚は、想像以上にしんどい。読者の顔も見えない。何より、書いていて楽しくなかった。楽しくないものは続かない。これは6年働いてきて確信していることだ。

10本を引っ込めた日

悩んだ末に、公開していた記事をぜんぶ下書きに戻した。削除はせず、いつかリライト素材にできるよう退避させた形だ。

正直、もったいないという気持ちはあった。書くのにかけた時間もある。でも「かけた時間が惜しいから続ける」は、一番あかんやつだ。将来の時間まで道連れにする。

投資の世界で言うサンクコスト、埋没費用というやつである。過去にいくら注ぎ込んだかは、これからどうするかの判断材料にしてはいけない。頭では知っていた理屈を、初めて自分の身で実行した。

雑記ブログ「毎日パーティ計画」へ

作り直すにあたって決めたのは、「自分の言葉で書けることだけ書く」だ。

僕の野望である毎日パーティの話、仕事で学んだこと、飲み会の話、日常の気づき。テーマはバラバラでも、全部一次情報である。検索ボリュームより、書き手の体温を優先することにした。野望の中身は3段ロードマップの記事に書いたとおりだ。

「売る力を鍛える」という当初の目的は変わっていない。ただ、その練習台は自分が続けられる場所であるべきだった。遠回りに見えて、これが最短ルートやと今は思っている。

方向転換で学んだこと3つ

この一件で学んだことを3つにまとめる。

  • 「なんか違う」は早めに信じる。違和感は大体正しい。10本で気づけたのは、むしろ安い授業料だった。
  • 捨てるのではなく退避する。過去の成果物は消さずに取っておく。方向転換のハードルが下がるし、使える日が来るかもしれない。
  • 目的と手段を分けて考える。捨てたのは手段(特化ブログ)であって、目的(売る力を鍛える)ではない。ここを混同すると、方向転換が「挫折」に見えてしまう。

まとめ

要点は3つ。

  • このブログは元IT転職ブログ。10本書いて違和感に負けて、雑記に作り直した
  • かけた時間が惜しいから続ける、はサンクコストの罠。将来の時間まで失う
  • 方向転換は挫折やない。目的が同じなら、それはルート変更である

挑戦の途中でハンドルを切るのは、勇気というより技術だと思う。この判断が正解だったかどうかは、このカテゴリの今後の記事で証明していく。見といてや。

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